2015年7月31日(金)に、
福井県板金工業組合青年部主催のセミナー「外壁コーディネートセミナー」を開催しました。
参加者9名でした。
講師は一級建築士事務所あとりえ・こらるの伊藤絵梨様。
一級建築士・インテリアコーディネーター。
工務店・設計事務所勤務時に、
多くの物件を設計・監理されてきましたが、
子供が通っている保育園の改装工事を依頼されたのを機に
2014年11月に独立開業されたそうです。
縁あって、今回の講師依頼を引き受けて下さいました。
ありがとうございます!
■一級建築士事務所 あとりえ・こらる
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【自分たちが使う板金の色見本を使って説明してくださいました】
セミナーでは、色相・明度・彩度・トーンなど、
色の組み合わせ方の基本を学びました。
話の中で、
【日本色研配色体系:PCCS】というのがあり、
明度、彩度の組み合わせを、言葉で表現したものが、
なかなかわかりやすいものでした。
■ダルトーン
「鈍い」くすんだ、穏やか、自然、中間色調■ペールトーン
「薄い」淡い、軽い、弱い、若々しい、ロマンティック、女性的■ダークトーン
「暗い」渋い、大人、上部、円熟
などなど、なんとなく言葉で雰囲気が伝わってくる分類方法。
そういえば、メーカーの外壁の色にも、ダル・ペールなどの名称がついていました。
ここに由来があったんですね~。
色の組み合わせ方を、実例写真を用いて、
教えてもらいました。
白を基調としたものにダルトーンの茶色を意識したタイルを貼っています。
ダルトーンは自然をイメージしているトーングループなので、
○○カラーである○色や○色が合わせやすく、まとめやすい色合いになります。
よって、内観に○○を使ったり、○○を置いてもなじみやすくなります。
アクセントに同じダルトーングループのくすんだオレンジをもってきてもなじみます。
なるほどです。
経験から考える外壁の色についてのポイント
1、4色基本
2、サッシとの明度を考える
3、張り分けを考える
4、イメージより彩度を低めに設定
5、迷ったら、基本色は○○か○○
6、アクセントに一色だけ追加したいなら、○○カラー
後半では、教わった色の知識を活かして、
実際に立面図に色付けをしてみることに。
【立面図の着色に取り組む青年部員】
カラーGLに近い色のマーカーを用意してもらい、塗りわけに挑戦。
基本的にほぼやったことのない作業ですが、
みんな楽しくチャレンジしていました。
講師への質問事項では、
実際にお客様と打ち合わせをする際の進め方のコツ?のような話も。
一般的に、好きなものを好き勝手に選んでいくと、
全体のバランスがおかしくなりがちですが、
最初に方向性を決めて、それに合うものを取捨選択するために
今回の色の知識は役にたつものでした。
リフォーム時のお客様への提案として、
今回の内容を活かしていきたいと思います。
一級建築士事務所あとりえ・こらるの伊藤様、
今回はありがとうございました(^^)
■一級建築士事務所 あとりえ・こらる
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○次回イベント予告
8月23日(日)に、福井駅前のフク+にて
銅板折鶴ワークショップ開催します。
https://fukui-kenban.jp/archives/461
○銅板甲冑を展示しています。
銅板甲冑を、柴田神社南側、北の庄城址資料館2Fに展示中です。
期間 : 2015.9.4まで
住所 : 福井市中央1丁目21-17
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