福井県板金工業組合青年部 銅板甲冑制作プロジェクト
~若手板金職人の挑戦~
背景
建築板金の組合員数の減少、技能者の高年齢化や後継者不足など業界の存続が問われる中、福井県板金工業組合青年部員にて、建築板金業界の魅力を伝える方法を考えました。
なぜ甲冑か?
高度な板金加工の技能を魅せるモノを探す中で、越前時代行列のイベント及び甲冑に着目。福井ゆかりの柴田勝家公の肖像画を元に、現代人が着用できるサイズで制作しました。素材には銅を使用(寺社など高級な仕事に使う、板金業界では特別な想いのある素材です)
甲冑制作プロジェクトの狙い
建築板金という業界の認知度の向上、子供たちに見てもらい、建築板金を知ってもらう。技能を習得する場が減少してきた銅板加工、鍛金技術の青年部員への継承。目的意識を持った団結による組合全体の組織力強化。
甲冑制作スケジュール
- 2011年 秋 企画・構想のまとめ。青年部役員にて事前準備開始。
- 2012年 春 青年部全体会議にて制作部位ごとのユニットわけ。
- 2012年 夏 各部位の試作、サイズやデザイン、バランス調整。
- 2013年1月 各部位の本制作開始。
- 2013年3月末 甲冑完成
甲冑の見どころ
鎧兜の優雅な曲線、直径5mmと3mmの輪を組み合わせた鎖など、全て銅の板、銅の線から青年部員の手仕事にて作りだされました。建築板金技能の集結をご覧ください。
PR活動としての甲冑
地元テレビ・新聞にて取り上げていただき、時代行列時にも展示させていただきました。今後は一般の方・子供たちに見てもらえる、常設の展示ができる場を探していきます。
甲冑プロジェクトの歩み
<甲冑製作>
2011.10.5 甲冑下見
2012.3.15 甲冑プロジェクト企画説明
2012.7.14 甲冑製作会議
2012.8.27 甲冑製作会議
2012.9.30 青年中央会祭りにて告知
2012.1~3 日曜日の合同製作が続く。
2013.3.31 甲冑完成
<甲冑展示>
2013.4.2 福井県板金工業組合50周年式典にて披露
2013.4.8 福井テレビ取材
2013.4.13 福井まんなかプラザ展示(時代行列)
2013.5.2 福井市役所に展示
2013.5.17 福井県庁に展示
2013.8.7 柴田神社に展示
2013.9. 大野市役所に展示
2013.11.15 産業会館 ふくい技の祭典にて展示
2013.11.18~
2014.1.20 柴田神社に展示
2014.4.12 ユアーズホテルに展示(時代行列)
2014.4.16 柴田神社に展示
2014.5.15 第66回全板千葉大会にて展示、青年部褒章受賞
2014.9.28 エンゼルランド「ここがスゴい!ふくいのものづくり」にブース・展示
2015.4.15 柴田神社に展示(2015.9.4まで)
2016.4.4 柴田神社に展示(2016.9.30まで)
<記事掲載>
2013.4.13 福井新聞 記事掲載
2013.8. 中小企業団体中央会広報誌に記事掲載
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